日立製作所と日立ビルシステムは、新常態(ニューノーマル)時代の働き方の実験場として、日立ビルシステムの本社地区のオフィス(東京都千代田区、足立区)のリニューアルを行い、8月2日から運用を開始する。
本社オフィスのオープンエリアイメージ(左)と就業者ソリューション「BuilPass」のスマートフォンアプリ画面イメージ(右)
新オフィスは、フリーアドレス制を採用し、執務エリアを集約する一方で、社員がリフレッシュを図り、仕事の創造性を高められる空間を目指したオープンエリアを新設する。また日立のビル分野における「Lumada」の最新ソリューションである就業者ソリューション「BuilPass(ビルパス)」とビルIoTソリューション「BuilMirai(ビルミライ)」を導入し、快適なオフィス生活を実現する。
東京都千代田区の本社には専用のスマートフォンアプリでオフィス生活に必要となる施設予約管理やオフィス情報の入手などが一元的に行えるBuilPassを導入する。これにより社員各自のスマートフォン上で、オフィスに関する配信情報の閲覧や、社内イベントへの参加登録、個人用のブースなどの一部スペースの予約が可能で、出社状況などを踏まえたワークスペースの選択や効率的な業務推進が可能になる。
同じく本社機能を有する東京都足立区の亀有総合センターでは、食堂施設を刷新し、昼食時間以外にはオープンエリアとして活用できる空間とする。また、BuilMiraiの実証環境を構築し、空調機器や照明などのビル設備の統合的な遠隔監視と稼動状況の分析により、快適なオフィス環境の提供や効率的なビル管理を行うPoC(Proof of Concept:概念実証)を開始する。