日立製作所(日立)は3月31日に締結した最終契約に基づき、米国時間7月13日、米GlobalLogicの買収を完了した。
今回の買収により日立グループは、デジタル技術を活用して顧客や社会が直面する課題を解決する社会イノベーション事業を強化するとともに、その中核を担うLumada事業をグローバルに拡大することを目指す。
GlobalLogicは、高度なデジタルエンジニアリング、エクスペリエンスデザイン、データサービスの専門性を生かし、グローバル規模での協創を通じて顧客のイノベーションを加速させることで、新たなデジタル製品やユーザーエクスペリエンスの開発を支援する企業。世界各地にエンジニアリングセンターやデザインスタジオで働く2万1000人以上のプロフェッショナルな人材を擁している。
GlobalLogicのケイパビリティーとLumadaを融合することで、Lumada上で蓄積されてきた豊富なデジタルソリューションをグローバルに展開する。
また、クラウド上での迅速なアプリケーション開発により、GlobalLogicと日立の5分野(IT、エネルギー、インダストリー、モビリティー、ライフ)、オートモティブシステム事業(日立Astemo)を連携させていく。これにより、日立が有する幅広いプロダクト群をデジタル技術により高付加価値化し、新たなLumadaソリューションの創出を目指す。