東京海上日動火災保険(東京海上日動)は、デジタル変革(DX)による事業変革の一環として、ブルームバーグのビークオンツエンタープライズソリューション「BQuant Enterprise Solutions」(BQuantエンタープライズ)と、機関投資家の金融機関向け注文管理システム「アセット&インベストメントマネジャー」(AIM)を採用した。東京海上日動は国内で初めて、BQuantエンタープライズを採用したという。
BQuantエンタープライズは、金融市場のクオンツアナリストやデータサイエンティスト向けのクラウドベースのプラットフォーム。導入後はすぐに稼動し、カスタマイズも可能。同ソリューションには、金融に特化したツール、サービス、ライブラリーが備わっており、さまざまな資産クラスのファクターモデル、バックテスト、ポートフォリオ分析ができる。東京海上日動は、クオンツ投資アイデアの発掘や戦略の検証などにおいてBQuantを活用する。
AIMは、総資産額17兆米ドルを超える90カ国/900社以上の約1万5000人の運用担当者に利用されている。ブルームバーグはAIMとPORTエンタープライズをバイサイドソリューションとして提供しており、複数の大手資産運用会社、ヘッジファンド、保険会社、年金基金、政府機関が利用している。
東京海上日動は、資産運用業務においてもデジタル技術を徹底活用し、業務の自動化と効率化を進める。またブルームバーグとの協業により、DXを加速させる。