Intelは米国時間8月3日、Dell Technologiesと協力し、「AI for Workforce Program」を拡大することを発表した。このプログラムは、米国でコミュニティカレッジが人工知能(AI)の修了証書の作成、既存のAIコースの強化、AI関連の学位プログラムの立ち上げなどを実施できるよう支援している。IntelはDellと共同で、技術とインフラに関する専門知識を提供する。プログラムは全米11州の18校で追加されている。
プログラムは、増加しているAI関連の職に対応できるスキルを学生が習得できるよう支援する狙いがある。Intelはコミュニティカレッジが、データ収集やコンピュータービジョン、AIモデルのトレーニング、コーディング、AI技術の社会的影響や倫理など、さまざまなトピックのコースを開発できるよう協力する。
Intelの最高経営責任者(CEO)Pat Gelsinger氏は、「次世代の労働力は世界の最も難しい問題の解決策を作り出すための、AIのスキルとトレーニングを必要とするだろう。コミュニティカレッジは革新的な発想を解き放つにあたり、非常に大きな役割を果たす」と述べた。「私はコミュニティカレッジでテクノロジーへの情熱を育み、キャリアをスタートして歩んできた。それは最終的に、IntelのCEOという夢見ていた職に就くことにつながった」
プログラムは2020年、Intelとアリゾナ州マリコパ郡のコミュニティカレッジとのコラボレーションとしてスタートした。さらに、カリフォルニア、ニューメキシコ、ネバダ、ニュージャージー、ウィスコンシン、インディアナ、テキサス、ペンシルベニア、オレゴン、ミシガンなどのカレッジが参加する。
これまでに80人を超えるコミュニティカレッジの教授がIntelから専門能力開発の訓練を受け、IntelのAIトレーナーとして認定されている。Dellはカレッジが、対面、ハイブリッド、オンラインで学生に教えるAIラボを最適な形で構成できるよう支援している。
AI分野の多様性をもたらすことも、コミュニティカレッジと協力するIntelの狙いだ。プログラムに参加するうちの8校は米教育省からマイノリティ受入大学(MSI)として指定されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。