Amazon Web Services(AWS)は米国時間8月16日、「Amazon EC2」の「M6i」インスタンスを提供開始したと発表した。このインスタンスは、Intelの「Intel Xeon Scalable Processor」(開発コード名:「Ice Lake」)を搭載するとともに、「Total Memory Encryption」機能を活用している。
提供:Intel
AWSによると、M6iインスタンスのパフォーマンスは「M5」インスタンスと比較すると、価格性能比は15%高く、ネットワーク速度は2倍になっているという。
AWSは「m6i.32xlarge」という新たなインスタンスサイズを用意した。このインスタンスは、128基の仮想CPU(vCPU)と512GiBのメモリーを搭載しており、これまでで最大だったM5インスタンスよりもvCPU、メモリーともに33%増強されている。また、vCPUあたりのメモリー帯域幅も「Elastic Fabric Adapter(EFA)」によって20%向上している。m6i.32xlarge以外のM6iインスタンスのvCPUは、2または4、8、16、32、48、64、96基から選択できる。
m6i.32xlargeは、ネットワーク速度が50Gbpsであり、「Amazon Elastic Block Store」への帯域幅は40Gbps、vCPUが2または4、8、16のインスタンスの帯域幅は10Gbpsだとされている。
M6iインスタンスは、米国東部と米国西部、欧州(フランクフルト)、欧州(アイルランド)、アジアパシフィック(シンガポール)で同日より、オンデマンド購入やSavings Plans、リザーブドインスタンス、スポットインスタンスで利用可能となっている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。