ジャパンサイクルリーグと東洋紡は、事業拡大を目的としたオフィシャルパートナーシップ契約を締結した。アビームコンサルティングは、パートナーシップの企画から契約締結までを支援した。
このパートナーシップでは、東洋紡が2015年に開発したフィルム状導電素材「COCOMI」の認知拡大を目的として、レース会場やジャパンサイクルリーグ公式YouTubeで放映されるレース番組内で広告掲載を実施する。
COCOMIは薄く伸縮性に優れており、電極部に使用することで、高い精度で生体情報を計測できる自然な着心地のウェアラブルデバイスを実現できる。5月にはサイクリスト向けに「COCOMIサイクリングアンダーシャツ」を発売するなど展開を強化している。
パートナーシップ契約に基づき、レース会場に販売促進ブースを出展し、来場者に対してCOCOMIをダイレクトに訴求することを検討していく。さらに今後、レースに参戦するロードレーサーやCOCOMIサイクリングアンダーシャツの購入者から得た定性的なフィードバック、心拍数などの取得データを活用し、COCOMIの品質向上に向けて開発を強化していく。
ジャパンサイクルリーグは、こうした取り組みを通じて、ロードレースの集客力をパートナー企業のビジネス課題解決に活用することで、パートナー企業への提供価値向上による長期的な関係構築を実現していく。
アビームコンサルティングは、ジャパンサイクルリーグの現状・強み、スポンサー営業における課題の整理を行った。それをもとに、ジャパンサイクルリーグとパートナー企業の双方のビジネス課題解決につながるスポンサー獲得戦略を策定し、パートナー企業の選定、スポンサーシップメニューの開発、アポイントの獲得から提案活動まで支援した。