アビームコンサルティングとSAPジャパン、海外拠点間でのデータ管理ビジネスで協業強化

NO BUDGET

2013-12-04 17:19

 アビームコンサルティングとSAPジャパンは12月4日、企業が持つデータを海外拠点間で標準化し、継続的に管理、活用する情報管理(Information Management、以下IM)領域において、協業を強化に合意したと発表した。 両社の強みを生かした新サービスを提供するという。

 SAPは以前から海外拠点間でのIM領域で実績を持ち、アビームコンサルティングは数多くの日系企業において情報の標準化プロジェクト支援を手掛けており、ノウハウを蓄積しているという。両社はこれらを融合する。例えば、サービスの開発においてはSAP本社のエキスパートも参加し、SAPがすでに海外で提供していたサービスをベースとして、両社で日本向けにカスタマイズするなどを予定している。

 今回の協業強化により、両社はグローバルに展開する日本企業だけでなく、アジアや欧州地域でSAPのERP製品導入済みの現地製造業をターゲットとする。両社のグローバルに拠点を展開する強みを生かし、各国でも展開予定とした。

 開発の背景として、情報をリアルタイムに把握し、経営判断の意思決定スピードをどこまで高められるかが課題となっていると強調。企業のグローバル化とともに言語や文化、商習慣や規制、法制度、地域別のシステムなど、各国の異なる状況下で蓄積される情報を組織として活用できるよう、一定のルールで標準化するのが困難であることなどを挙げている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]