みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)は、人事システム基盤の刷新に向けて、デジタルビジネスプラットフォーム「LaKeel DX」採用した。同基盤を提供するラキールが3月2日に発表した。同行はグループ全体で行われる人事制度改革に合わせて、新人事システム基盤を完成させることを予定している。
みずほFGは「日本、そして、アジアと世界の発展に貢献し、お客さまから最も信頼される、グローバルで開かれた総合金融グループ」をビジョンに掲げ、時代の先を読む視点と顧客の未来に貢献できる知見により金融サービスを提供しているという。2005年からは「次世代金融への転換」を推進しており、人事領域では社内外で通用する人材価値の最大化を目指し、新人事制度の整備や次世代の人事基盤構築に取り組んでいる。
同行は、最新技術の活用や社会変化への迅速な対応に向けて、SaaS型の人事システムに刷新することを決断。新人事システムの構築では、ビジネス環境の変化やIT技術の進歩に応じてシステムを柔軟に変更できる点が必須であることから、マイクロサービスと呼ばれる小さなモジュールを組み合わせて開発するアプリケーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス(aPaaS) であるLaKeel DXを採用した。
同基盤は、マイクロサービスアーキテクチャーにより小さなモジュールを組み合わせて機能を実現する。モジュールは単体で動作するとともに、それらを組み合わせることで製造やテストにかかるコストを大幅に削減できる。部品は常にクラウド上で最新の状態に保持され、新規事業に再利用することも可能だという。