日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は7月19日、ビジネス指向のSOA(サービス指向アーキテクチャ)システム開発/実行環境「IBM WebSphere Business Services Fabric V6.0.2」の出荷を、2007年7月20日より開始することを発表した。新しいソフトウェアを使用することで、SOAに基づく業務システムの開発期間を、最大で約70%短縮させることができるという。
日本IBMのWebSphere事業部長である山下昌夫氏。
IBM WebSphere Business Services Fabric V6.0.2は、サービスの上位概念である「ビジネスサービス」をダイナミックアセンブラ機能により必要に応じて動的に選択し、ポリシーを適用しながら実行することが可能。システムの設計、開発、実行、管理のライフサイクルをSOAガバナンスに基づいて実現できる。
ビジネスサービスは、ビジネスの機能を表現するビジネスレベルの設計概念で、ビジネスポリシーとユーザーコンテキストに基づいて実行される。さらにコンポジットビジネスサービス(CBS)の活用により、IT資産の50%以上を再利用でき、開発生産性を向上することが可能。CBSは、IBMグローバルサービスやISV、システムインテグレーターなどから提供される予定。
さらに、銀行、保険、通信、医療の各業務に対応したビジネステンプレート集である「インダストリー・コンテンツ・パック」も提供。初期導入コストを削減することが可能になる。現在、提供されているコンテンツパックは、次のとおり。
日本IBM WebSphere事業部長の山下昌夫氏は、「IBM WebSphere Business Services Fabric V6.0.2は今年、IBM自身によるSIプロジェクトへの適応やシステムインテグレーターとの協業、ISVによるCBSの展開などにより大規模に販路を拡大。ビジネス指向のSOAシステム開発を加速させていきたい」と話している。
価格は、ビジネスサービスのモデリング、開発、テスト環境である「IBM WebSphere Business Services Fabric Tools Pack V6.0.2」が1ユーザーあたり207万4000円より、ビジネスサービスの実行、管理環境である「IBM WebSphere Business Services Fabric Foundation Pack V6.0.2」が1CPUあたり3360万5000円より、「Industry Content Pack」が1パッケージあたり4290万円よりとなる。
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