EMCとヒューレット・パッカード、合併交渉が決裂

Steve Ranger (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2014-09-24 11:51

 報道によると、ストレージ仮想化大手のEMCがHewlett-Packard(HP)との間で合併について「断続的に」協議してきたが、このほど決裂したという。

 この協議について最初に報じたWall Street Journal(WSJ)によると、模索されてきたこの合併は「対等合併」とうたわれるものになる見込みだった。EMCとHPの合併がどのようなものであれ、企業向けコンピューティング分野の巨大企業が誕生していたはずであり、その市場価値は1300億ドル、製品ラインはPCからサーバ、ITサービス、ストレージ、仮想化にまで及ぶ膨大なものになっていたはずだ。EMCの最も価値の高い資産は、仮想化大手のVMWareに保有する株式であり、EMCの時価総額の多くを占めている。

 WSJの報道によると、HPとの間の数年にわたる協議は、金銭的条件と、両社の株主が合併を否決するのではないかという懸念から、物別れに終わったという。両社が協議を再開する可能性があるかは不明だ。この報道によると、EMCはDellとの間でも、EMCの主要資産の買収について協議してきたという。

 EMCの広報担当者は米ZDNetに対し、「うわさや憶測についてはコメントしない」と述べた。HPもコメントを拒んだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]