2004年3月、私のTOEICの点数は680点から始まりました。
当時、新卒で入ったPR会社に勤めていた私は、英語を使う機会もほとんどありませんでした。英語ができると仕事の範囲が広がることもわかっていましたし、「いつかは英語で仕事ができるようになりたい」と漠然と考えていたものの、忙しさを理由に英語の勉強はほとんどできないままでした。
そんな時、リクルーターからの電話で外資系PR会社への転職の話があったのです。「グローバルな仕事ができる」と聞き、私は転職を決意しました。そこは、英語でのコミュニケーションやレポーティングが当たり前の世界で、どう考えても私の英語力では厳しい状況だったのですが、当時の社長から「ま、まだ若いからきっと伸びるよ」と言われ、成長という期待を織り込んだ上での入社となりました。
ところが、実際入社してみると、私以外は全員海外に住んだことがある社員ばかりで、自分の英語力の低さを実感することになりました。私も過去には海外のサマープログラムで約4週間学校に通った経験がありましたし、英語に対する拒否感も持っていなかったのですが、やはりビジネスの実践の場と遊びの英会話の場では緊張感が全然違いました。特に英語での電話会議では、英語を聞き取れないとそこでもう取り残されてしまいます。また、目まぐるしく動くビジネスの場では、英語のメールをいちいち辞書を引きながら読んでいる暇なんてありません。これはもう徹底的にやるしかない、と覚悟を決めました。
英語教材としてまず手を出したのは、アルクの通信講座「1000時間ヒアリングマラソン」です。いい噂を聞いていいたのと、とにかく毎日英語のシャワーを浴びることで英語耳を作ろうと思い、購入を決意しました。転職してすぐに大量の仕事に追われていたため、机に向かって勉強する時間が取れず、当時の往復3時間の通勤時間にCDからMP3プレーヤーに移した教材を聞くだけで精一杯でした。
それから3カ月があっという間に過ぎ、入社4カ月後にTOEICを受けてみるとその結果は740点。直前の準備はかなりつけ焼き刃でしたが、特にTOEICにフォーカスした勉強をしたわけでもないのに点数があがったことは励みになりました。
とはいえ、700点台ではまだ英語が「なんとなくわかる」程度です。会話を聞いても文章を読んでも、「おおよそこんなことだろう」と察しがつくようになっただけ。やはりここでTOEIC向けの教材を使い、単語や文法などの基礎をしっかり築く必要があると感じるようになりました。
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