SAPの幹部Hagemann Snabe氏が米国時間10月27日、ウィーンで開催中の「SAP TechEd 2009」に登壇し、「インデマンド」化の動きを受けて、情報アクセスをよりいっそう高速化したいというニーズが出てくるだろうとの認識を示した。
Snabe氏によるとSAPでは現在、クラウドコンピューティングやオンデマンドサービスの成長やオープンソースコミュニティの開発で用いられている共同作業のアプローチを反映すべく、従来のデータベースの構造を見直している。講演で「データベースが必要とされない時代が来るのを想像できる」とSnabe氏は述べている。そんなSAPは4月にTeradataと提携してインメモリ型のデータ管理で協業しているほか、ベルリンのシンクタンクHandelsplattとも同様の技術に取り組んでいる。