企業がテクノロジのアーリーアダプターになるべき時--5つの見極めポイント

Brian Woodrick (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2012-04-27 07:30

 テクノロジのアーリーアダプターになるべき時というものは、どのようにして判断すればよいのだろうか?その答えはあなたの最終目標によって変わってくる。個人という立場でスマートフォンやタブレットコンピュータを新たに購入し、そのガジェットがあなたのニーズにぴったり合っていないものだと分かったとしても、せいぜい数百ドルを無駄にし、悔しい思いをしたり落胆したりする程度で済むだろう。しかし企業の一員という立場では、さらに大きなリスクを背負うことになる。時流の先端を捉え、流行に先立って適切なテクノロジを選択できた暁には、あなたは会社をより高いレベルへと導くビジョンの持ち主として高く評価してもらえる一方、そういった選択に失敗した場合、会社の全データやテクノロジ、通信インフラを危険にさらす可能性もあるというわけだ。

 では、企業がテクノロジのアーリーアダプターになるという道を選択するべきか、あるいは慎重を期して様子を見るべきかは、どのようにして判断すればよいのだろうか?以下では、新たなテクノロジの採用に踏み切るべき時を見極めるポイントを5つ挙げている。

#1:そのテクノロジのプロバイダーに対する評判が良い時

 これまで市場に存在していなかったタイプの製品やテクノロジには、「ドキュメントに記載されていない機能」とでも言うべきバグが、完全には解決されていない状態で残っているケースもしばしばある。このため、ちょっとした驚きがあることを常に覚悟しておく必要があるわけだ。とは言うものの、大手の、あるいは定評のある企業が提供しているテクノロジのアーリーアダプターになるのであれば、ユーザー数やリソースが少ない、より小規模な、あるいは知名度の低い企業によって開発されたテクノロジを採用するよりもはるかに安全と言えるはずだ。

#2:サポートがしっかりしている時

 あるテクノロジのアーリーアダプターになるべきかどうかを検討する際には、支援やサポートが必要になった時のことを事前に確認しておくのがよいだろう。また、サポートの形態は、企業のフリーダイヤルに電話して技術サポート担当者からアドバイスをもらうというものから、コミュニティー主体のフォーラムにおいてユーザー同士で問題の発見や解決を行うといったものまでさまざまである。このため、新たなテクノロジに時間や資金を投資するにあたっては、利用可能なサポートのリソースを調べ、それが自社のニーズに合致しており、希望する形態で運用できるかどうかを判断してほしい。

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