日本オラクルは8月26日、企業向けJava仕様「Java Platform, Enterprise Edition(Java EE)5」の永続性管理機能「Persistence API」について、参照実装「Oracle TopLink」の次期バージョン(プレビュー版)を公開した。同社の技術者向けコミュニティサイト「Oracle Technology Network(OTN)Japan」でダウンロードできる。
Oracle TopLinkは、オブジェクトとリレーショナルデータとの関連付けを定義するO/Rマッピング機能を、Java開発者に提供する製品。同社は、Javaの実行時の情報を永続的に管理するための仕組みを標準化したPersistence APIに対し、Oracle TopLinkを参照実装として提供する。
これにより、リレーショナルデータベースに精通していないJava開発者でも、データベースに対するデータ格納/検索処理を、高性能に実行できるようになる。
また、同社は、OTN JapanのJava開発者向けページ「Javaセンター」をリニューアルする。「技術資料やオンラインデモの提供、掲示板などの運営を通じ、Java開発者への支援を強化していく」(同社)