Macromediaは、Flashアプリケーションを開発するJava開発者の数を増やすことを狙って、Eclipseのプログラミングシステムを支持することになった。
Eclipseは、オープンソースの「統合開発環境(IDE)」で、アプリケーション開発者に、プログラミングツールや再利用が可能なコンポーネントを提供するもの。Eclipseは、Sun MicrosystemsのJava言語をベースにしているが、これを使ってFlashなどJavaと競合するフォーマットのアプリケーションも開発できる。
Macromediaは、同社がEclipse Foundationに参加し、「Zorn」(開発コード名)という、Eclipseをベースにした「インターネット用の次世代リッチアプリケーション開発ツール」を開発することを明らかにした。
MacromediaのKevin Lynch(最高ソフトウェア設計者)は、「これまで、常に独自のツールを使用してきたわれわれにとって、(Eclipseの採用は)大きな方針転換といえる」と述べている。「今後は、新ツールの開発にオープンソースのアプローチを採用していく。これはFlashプラットフォームにとっても重要なことだ。Eclipseを採用している開発者のコミュニティが現在拡大しつつあり、われわれはFlashプラットフォームを使用している開発者がEclipseを利用できるようにしたいと考えている」(Lynch)
Macromediaはここ数年、Flashをウェブのデザインやアニメーション作成に使うツールから、ネットベースのアプリケーションを開発するための技術に変えようと試みてきた。この市場では現在、既存のウェブ技術から、発売が大幅に遅れているMicrosoftの新OS(「開発コード名:「Longhorn」)に至るまで、多種多様な技術が入り乱れて競争が激化しているが、そのなかにあって、MacromediaはFlexアプリケーションサーバソフトが300社以上の企業に採用されるなど、ある程度の成功を収めてきた。FlexはFlashアプリの開発に利用されている。
Adobe Systemsは2005年4月、Macromediaを買収する計画を発表した。そのMacromediaでは現在、開発者らにウェブアプリケーションをめぐる戦いを挑もうとしている。多くの開発者は長い間、Flashを(開発ツールではなく)デザインツールと見なしてきた。
調査会社Burton Groupのアナリスト、Peter O'Kellyは、「Macromediaがこれまでに直面した困難の1つは、Flashをアプリケーションに使うというメタファーが、(Microsoftの)Visual BasicやVisual Studioを使い慣れている開発者にとって全く未知のものだったことだ」と述べ、さらに「これらの人々はプロジェクト、フォーム、コードモジュールといったものに慣れている。ところが、Flashを使用するクリエイティブ系の人々とは違い、タイムライン、ムービー、スクリプトといったものには馴染みがない」と説明している。
開発者が、従来からあるデザイン指向のFlashツールを使わずに、Flashベースのアプリケーションを開発できるようになるのは、今回が初めてではない。Longhornの採用する「XAML」にフォーカスしたXamlonという会社は、4月にWindows開発者向けのソフトウェアをリリースし、Flashの知識がなくてもFlashアプリケーションを開発できるようにしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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