オリンパスソフトウェアテクノロジーと日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は11月1日、オリンパスソフトの組み込みソフト開発に関して、開発生産性と技術力の向上を目的とした協業を行うと発表した。
今回の協業により、日本IBMは、オリンパスソフトに専任のエンジニアを出向させ、組み込みソフト開発業務を支援する。あわせて日本IBMからオリンパスソフトに資本参加するとともに、開発業務に関し長期にわたるBTO契約を締結する。
両社は今後、IBMが持つ先進的な要素技術と、オリンパスソフトが持つ医療、イメージング分野などでの実績・技術力とを融合し、組み込みソフト開発力のさらなる強化、およびQCD(品質、コスト、納期)の向上を目指すとしている。
オリンパスソフトは、映像、医療、ライフサイエンスなど、オリンパスのすべてのビジネス領域の製品に組み込まれるソフトウェア(プロダクトウェア)の開発業務を担っている。
一方、日本IBMは、電子機器などの設計・開発・製造業務の支援およびコンサルティングサービスを提供している。4月には、デジタル家電に特化した組み込みソフトウェアやハードウェアなどの開発を支援するサービスを長期に渡って継続的に行う業務変革支援(BTO)サービス「R&Dイノベーション」を発表している。