日本IBMは2月3日、組み込み用ソフトウェアの開発支援ソフトウェア「IBM Rational Systems Developer」を発表した。ライセンス料金は税別35万6800円。同日より国内出荷を開始する。各種業界標準に対応し、開発環境の管理や法令遵守など、企業のIT統治を自動化する。
ソフトウェアの標準的な分析設計表記形式である「UML2.0」による設計ができる。またUML形式のソフトウェア設計情報をC++、Java、CORBAといったプログラミング言語へ自動変換する機能を備え、人手によるコーディング作業の手間やミスを軽減できるという。
新製品ではUML形式でのソフトウェア設計機能を拡張した。米国の軍事/防衛業界標準「DoDAF」「DoD5000」「Navy Open Architecture」、欧米の自動車業界標準「AUTOSAR」に対応する。
また日本IBMのソフトウェア開発製品「IBM Rational Software」シリーズと機能の統合が行える。オープンソースの開発環境「Eclipse」を基盤に構築しており、同開発環境に準拠した他社製品との機能統合もできるという。