ビープラッツは11月12日、米OpSourceが提供するパブリッククラウドサービス「OpSource Cloud」の日本国内での提供を開始したことを発表した。
OpSource Cloudは、パブリッククラウドならではの柔軟性や利用の簡便さ、豊富な拡張機能やAPI、企業ニーズに応えられるセキュリティ、管理機能を併せ持っているとしている。単なるパブリッククラウドではなく、OpSource Cloud内にセキュリティを強化した仮想的なプライベート環境を構築して、プライベートクラウドとして運用可能であり、非公開システムから完全にオープンなシステムまで、さまざまな用途に対応しているという。
VMwareの仮想技術を採用、クラウドの内外のアプリケーションを移動、複製でき、既存環境からの移行、統合も容易としている。料金体系は従量制、使用した時間とリソースに応じて課金される。
ビープラッツがマーケティングと販売窓口を担当。日本語によるコンテンツや問い合わせ窓口を備えた専用の購買窓口を設ける。口座ベースの決済や請求書など各種書類を発行、日本発行のクレジットカード決済など、さまざまな付帯サービスを受けられるとしている。料金体系は以下の通り。
従量課金対象 | 金額(米ドル) | 単位 |
---|---|---|
CPU | 0.0400 | 1CPU1時間あたり |
RAM | 0.0250 | 1GB1時間あたり |
ネットワーク | 0.2000 | 1ネットワーク1時間あたり |
ストレージ | 0.0003 | 1GB1時間あたり |
通信量 | 0.1500 | 1GBあたり |
追加管理者アカウント | 0.0070 | 1アカウント1時間あたり |
あらかじめ所定の利用量が含まれた以下の3種類のパッケージが利用可能だ。日本窓口を通した購買でも上記の価格体系がそのまま適用されるが、20%の手数料が適用される。当初1米ドル=100円の請求となり、1カ月あたりの最低利用額を1万円としている。
シルバー | ゴールド | プラチナム | |
---|---|---|---|
1カ月あたりの利用料(米ドル) | 500 | 1500 | 3000 |
CPU | 3000時間 まで無料 | 1万時間 まで無料 | 2万5000時間 まで無料 |
RAM | 6000時間 まで無料 | 2万時間 まで無料 | 5万時間 まで無料 |
ストレージ | 20万時間 まで無料 | 100万時間 まで無料 | 250万時間 まで無料 |
通信可能な ネットワーク数 | 1ネットワーク まで無料 | 2ネットワーク まで無料 | 2ネットワーク まで無料 |
通信量 (アウトバウンド) | 350GB まで無料 | 1200GB まで無料 | 2500GB まで無料 |
追加管理者 アカウント | 3 | 7 | 15 |
ビープラッツは、OpSource Cloudの再販、OEMでの販売パートナーも募集する。欧米でのクラウドビジネスは、企業向けでも直販志向だが、日本では企業ニーズを理解するSI企業やデータセンター事業者、コンサルティング事業者、サービスプロバイダーなど販売企業の力をいかに活用できるかが決め手としている。