日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は2月17日、ブレードサーバ機と主力機である2U型ラックマウント機のラインアップにAMD Opteron搭載機を加え、受注を開始した。ユーザーはIntel製CPUとAMD製CPUを選ぶことが可能になる。3月中旬から下旬にかけて順次出荷する。
新規に追加したブレードサーバ製品は「HP ProLiant BL35p」と「同BL25p」の2機種。いずれも最大で2CPUを搭載する。大きさはディスクインターフェースを持つBL25pがBL35pの2倍で、6UのエンクロージャにBL35pなら最大16台、BL25pなら最大8台を収納できる。価格はBL35pが34万6500円から、BL25pが46万2000円から。
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ProLiant BL35p |
2U型ラックマウント機は「HP ProLiant DL385」と「同DL585」の2機種。搭載可能なCPUはDL385が最大2個、DL585が最大4個。価格はDL385が43万500円から、DL585が210万円から。
同日、Cisco製スイッチCatalyst 2970をブレード型にした新製品「HP BladeSystem p-Class Cisco Gigabit Ethernetスイッチモジュール」の受注も開始した。ネットワーク機器がラック領域を1U分占有してしまうデメリットを回避する。価格は56万7000円で3月下旬に出荷する。
ラック領域を節約できるだけでなく、同一のエンクロージャ内でスイッチとブレードサーバ機をネットワークケーブルで配線する必要もなくなる。ブレードサーバの追加やパーティショニングの変更など、エンクロージャ内部のハードウェア構成が変わる場合にVLAN(仮想LAN)定義の変更だけで済むため、運用コストを低減できる。