NECは4月12日、64ビット インテルXeonプロセッサMPなどを搭載する新型4ウェイラックサーバExpress5800/140Rd-4(2モデル)と、新型4ウェイタワーサーバExpress5800/140He(2モデル)の販売を開始した。
搭載プロセッサは、32ビットおよび64ビットの両環境で運用可能なインテルExtended Memory 64 Technology(EM64T)に対応している。そのため、新型サーバは、従来の32ビットOSに加え、Microsoft Windows Server 2003 x64 Editions日本語版や、Red Hat Enterprise Linux AS 4(EM64T)などの64ビットOSも利用できる。「既存ソフトウェア資産を維持しながら、必要に応じて高性能な64ビットコンピューティングに移行することが可能」(同社)
- (左)Express5800/140He (右)Express5800/140Rd-4
Express5800/140Rd-4は、4Uサイズのラックサーバ。Express5800/140Heは、ハードディスクを最大13台内蔵可能なタワーサーバ。それぞれ動作周波数3.16GHzのXeonプロセッサMP、または3.66GHzのXeonプロセッサを選べる。
システム稼働中に電源を入れたままメモリを交換できる「ホットプラグRAIDメモリ」を、Express5800シリーズとしては初めて採用した。256MBキャッシュメモリ内蔵ディスクアレイコントローラをオンボードで搭載し、「ホットプラグRAIDハードディスク」を実現。そのほかに「ホットプラグ対応電源」「ホットプラグ対応ファン」「ホットプラグ対応PCIスロット」といった機能により、高い可用性を達成したとする。
各モデルの税抜き希望小売価格(1プロセッサ/2GBメモリ/ディスクレス構成時)は以下の通り。いずれも4月20日に出荷を開始する。
【Express5800/140Rd-4】
- Xeon MP(3.16GHz)モデル:135万円
- Xeon(3.66GHz)モデル:150万円
【Express5800/140He】
- Xeon MP(3.16GHz)モデル:135万円
- Xeon(3.66GHz)モデル:150万円