日本電気(NEC)は1月18日、省スペース化と静音化によりオフィス内への設置を可能としたラックサーバ「Express5800/OfficeRackServer」の販売を開始した。2月6日に出荷を開始する。
Express5800/OfficeRackServerは、オフィス向け専用ラック「13Uオフィスラック」と1Uサーバ「Express5800/110Ra-1h」で構成する。ラックの大きさは、デスクサイドへの設置を想定して事務机に合わせ、幅600mm×奥行き700mm×高さ700mmとした。ラックにはシャッター式の扉や防音ラバーによる吸音機能を標準装備しているため、サーバを最大の7台搭載した状態でも、動作音量を図書館並みの約40dBに抑えられる。
同ラック用のサーバExpress5800/110Ra-1hは、奥行きを標準サーバの半分に相当する355mmに小型化した。プロセッサは、動作周波数1.73GHzのインテルPentium Mプロセッサ740。ハードディスク用のケージやLANポート、シリアルポート、モニター用コネクタなどの各種インターフェースを前面に配置し、すべてのメンテナンス作業を前面から行えるようにした。これにより、作業に必要なエリアが従来に比べ約60%小さくなった。
税別価格は、13Uオフィスラックが19万8000円、Express5800/110Ra-1hが9万8000円から。サーバについては、OSレスモデルのほか、Windows Server 2003プリインストールモデルも用意する。