ターボリナックスとムービットは4月12日、インターネットサーバ構築ソフト「Turbolinux Appliance Server(TLAS)2.0」ベースのアプライアンスサーバ「Powered BLUE 660シリーズ」を、4月27日より販売すると発表した。搭載プロセッサとメモリ容量、ハードディスク(HDD)容量の異なる6モデルを用意する。価格はオープン。
Powered BLUE 660は、専門知識を持たないユーザーでも、電源投入後、数分でウェブ、DNS、メール、FTPという4種類のサーバを運用できる装置。19インチ1Uサイズの筐体前面に液晶ディスプレイ付きパネルを備え、IPアドレスの設定、シャットダウン、リブートなどのボタン操作が可能。各種設定は、ウェブブラウザにて実施する。
セキュリティパッチの自動適用により、保守作業の負担を軽減できる。セキュリティアップデートは、2011年3月まで提供する。サーバの温度、ファンの回転などのハードやソフトを監視する機能により、遠隔地に設置しても安心して運用できるという。従来モデルに比べ、簡易ファイアウォール機能や迷惑メール対策などの機能も向上している。
プロセッサは、Celeron(動作周波数2.6GHz)またはPentium 4(同2.8GHz)。メモリ容量は256Mバイトから2048Mバイト、HDD容量は80Gバイト×1から300Gバイト×2。いずれのモデルも、イーサネット(1ポート)、USB(2ポート)、シリアル(1ポート)を備える。