Intelは米国時間9月15日、6コア「Xeon 7400」プロセッサ(開発コード名:Dunnington)を正式に発表した。これを受け、サーバベンダーのUnisysは最大96コアに対応可能なサーバを発表した。ただ、このサーバにはある問題点がある。
Intelは予想通り、ハイエンドサーバ向けDunningtonチップを発表した。このDunningtonチップは、同社初の6コアプロセッサであると同時に、「Penryn」クラスチップの最後のモデルとなる。Penrynに続くのが「Nehalem」マイクロアーキテクチャで、第4四半期に「Core i7」プロセッサとして発売される。
Xeon 7400は、16Mバイトのキャッシュメモリと6基のコアを搭載し、従来モデルに比べ性能が大幅に向上している。
また、Xeon 7400はモノリシック設計を採用した初のIntelチップの1つでもある。6基のコアがすべて1枚のシリコンに搭載されるのである。従来、Intelは2基以上のコアを持つプロセッサでは、2枚のシリコン(ダイ)を1つのチップパッケージに組み込んでいた。
米Unisysは、他社に先駆けて自社システムにXeon 7400シリーズプロセッサを採用した。ペンシルベニア州ブルーベルに拠点を置く同社は15日、最大96プロセッサコアに対応可能な16ソケットサーバ「ES7000 Model 7600R Enterprise Server」を発表した。
6コアサーバの最も魅力的な特徴としては、複雑なデータベースアプリケーションの処理に優れている点が挙げられるが、多くのサーバを2、3台のサーバに集約しやすいのもその1つだ。Unisysは、64のSQL ServerデータベースをXeon 7400を採用した1台の4ソケットサーバ(24プロセッサコア)に統合するデモを行ったという。これは、64台のシングルソケット、デュアルコアXeonプロセッササーバで構成される従来の「コモディティサーバファーム」を1つのサーバ構成に集約可能ということだ。
しかし、この最高水準のハイエンド構成に影響を与える、ある問題点が存在する。「Microsoft のWindowsオペレーティングシステム(OS)のサポートは、インスタンスあたり64コア環境に限られているため、われわれは64コアまでサポートする」とUnisysのマーケティング担当バイスプレジデントColin Lacey氏は語る。
「実際システム内には、96コアが物理的に存在する。しかし、各ソケット内の2基のコアは使わない。従って、実際に各ソケット内で機能するコアの数は(6基中)4基となる」(Lacey氏)
Lacey氏は、Windows搭載のXeon 7400ベースサーバの性能を最大限引き出すには必要な条件だと語る。ただし、同氏は将来、64プロセッサの制限を改善するつもりだという。また同氏は、大半の顧客は、ほとんどの場合より少数のコアを搭載したサーバを選ぶため、彼らにとっては、「現実世界」において64コアが限界になるとは考えていないと付け加えた。
Lacey氏によると、Linuxにはこのコア数の制限がないという。
Advanced Micro Devices(AMD)は先週、Xeon 7400に対する先制攻撃を行った。AMDは、「Intelは古いフロンドサイドバス(FSB)アーキテクチャを採用し、それに6基のコアを追加した」と指摘した。同社のOpteronプロセッサでは、フロントサイドバス(プロセッサとメモリコントローラの間のデータ経路)を使わず、代わりに同一シリコン上にメモリコントローラを搭載してプロセッサの性能を加速させている。Intelも間もなく発売されるNehalemアーキテクチャでこの仕組みを採用している。
ES7000 Model 7600Rの価格は、2万6430ドル〜13万5000ドルとなっている。
Intelは、Xeon 7400ベースのプラットフォームをサポートしているソフトウェアベンダーとして、Citrix、IBM、Microsoft、Oracle、Red Hat、SAP、VMwareなどを挙げている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
「新しいOSの選択肢」 の新着情報
-
マイクロソフト、「Exchange 2007」サポート方針を180度変換へ
マイクロソフトは、「Exchange 2010」へのアップグレードを促進するため「Exchange 2007」で「Windows Server 2008 R2」に対... - MS、11月の月例パッチで「Windows」「Office」の脆弱性を修正すると事前通知
- モジラ、「Firefox 3.5.5」をリリース--3件のバグに対応
- 「Windows 7」販売本数、「Windows Vista」の234%増--米調査
- アステラス製薬がWindows 7を早期導入する理由--バルマー氏がCIO向けに講演
- 新しいOSの選択肢 一覧へ »
「ハードウェア」 のバックナンバー
-
CTC、シンクライアントシステム拡充--Windows Server 2008 R2の仮想化技術活用
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、シンクライアントシステム「Trusted Desk Engine」を拡充、Windows Server 2008 R2に標準搭載される仮想化技術を活用したシンクライアントシステムの販売を開始した。 -
日本IBM、新型Xeonを搭載し約50%の性能向上を実現した中小企業向けx86サーバ発表
-
IBM、SSD実装のx86サーバ向け拡張ボードを発表--I/O処理能力は従来の約25倍
-
インテル、「マイクロサーバ」の設計仕様を標準化へ
-
インテル、次世代メモリの実用化で前進
- ハードウェア 一覧へ »
-
【SUN xVM portfolio】ダイナミックなデータセンターのための仮想化プラットフォーム
- 電力消費量を可視化〜!身近なPC管理から始めるグリーンIT統制〜
- 中堅企業におけるテクノロジーと成長
- 日本モバイルインターネット端末市場分析 〜2008〜2012年のMID及びスマートフォン...
- 企業コスト削減の傾向と対策 〜最新アプローチのトレンド〜
- インターネットセキュリティにおける今後の展望’09-’10
- パンデミックでも社員を守り業務継続を支援する
- 大容量ファイル、機密情報データの受渡しに! ~~ ファイルエクスプレス ~~
- 高パフォーマンス・データベースの実現に向けたステップ
- データセンタとサーバルームの動的な電力変動
企画特集
-
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
戦略的なITシステムのために、今考えるべきポイント -
マネジメントの「コラム」と「コネタ」
今日のキーパーソンは誰? -
最大32個のセンサーが電力を徹底管理!
『省エネ性能』追求HPx86サーバー徹底レビュー -
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
中小企業の課題!?セキュリティ管理者不在でも大丈夫 -
【最終警告】パンデミック対策特集
サービス品質を保証するためのリスクマネジメントとは -
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
ハンゲームの社長が語る・人材とサービスの在り方 -
求めているのはSIerのエンジニア!!
連載インタビュー第1話、グリーCTO藤本氏が語る -
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティを考える -
進むストレージ環境の見直し
仮想環境に最適なiSCSIストレージLeftHandのメリット -
情報漏えいを食い止める!
証跡としての信用力を高めるメールアーカイブとは? -
VMware OEMベンダー6社を独占インタビュー
IBM、HP、NEC、DELL、日立、富士通のVMwareの取り組み -
急増するオンライン犯罪への解決策!
オンラインサービス保護ソリューション -
J-SOX法制定により内部統制の整備が急務に
重要性高まるActive Directoryの課題と対処法を公開中
-
5. lambda関数を使って
この5分間のビデオは、並列コードをより読みやすくするために、Threaded... -
6. 既知のバグをデバッグする
この4分間のビデオは、並列プログラムエラーが疑われる既知のバグをデバ...
新着企業動向
-
山なみ景観を守れ!建築物に新たなデザイン規制を導入 「山すそ景観保全策」への意見を募集
箕面市役所 -
【東京会場】12/5(土)プログラミングからWeb デザインまで、高速・高機能のテキストエディ...
エムソフト -
【EMC Mail News】 初期投資ゼロ!月額使用料金だけで利用できる「Avamar従量課金パッケージ...
EMCジャパン -
WisePoint
ファルコンシステムコンサルティング - 企業動向一覧へ»
