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高すぎるCO2削減目標は製造業の流出招く--インテル幹部が環境成果を公表

政権交代直後、鳩山首相は国連演説の場において、2020年までにCO2を1990年比で25%削減するとの国際公約をぶち上げた。IT業界でもCO2削減を含む環境問題への取り組みが進んでいるなかで、インテルの幹部が環境戦略とその成果を説明した。

大河原克行  2009年10月10日 00時07分

 グローバルな課題として各国政府、組織、個人の環境に対する意識が高まるなか、IT業界でも取り組みが進んでいる。

 Intelで環境対応に取り組んでいる法務・渉外部門 副社長 兼 国際政策担当ディレクターのDonald Whiteside氏と、同エコ・テクノロジー本部 本部長のLaurie Wigle氏が来日し、日本法人本社で環境戦略を説明した。

CO2排出量だけではないインテルの目標設定

Donald Whiteside氏 Donald Whiteside氏

 Intelでは環境戦略を「製造体制」「電力効率に優れた性能」「環境に配慮した設計」「業界各社との連携」といった観点から取り組んでいるという。

 「1995年に当時の会長であったGordon Moore氏が、その時点で環境戦略について言及。Intel社内にイノベーションの意識を植え付けると同時に、環境に対するリーダーシップの概念を植えつけた。それが現在につながっている」とWhiteside氏は語る。

 今年5月にはIntelの社長兼CEOのPaul Otellini氏がCSRレポートのなかで、「地域社会と環境に対して包括的に進んで取り組むことは、人々や地球だけでなく企業に利益をもたらすことになる」とのコメントを掲載。環境に対する取り組みを全社規模に浸透させ、より加速する姿勢を示していた。

 Whiteside氏によれば、Intelは1CPUあたりのCO2排出量を2004年比で2010年度に30%削減するという目標を掲げていたものの、これを2008年に達成し、すでに40%の削減になっているという。

 また、最先端のマイクロプロセッサが水を10ガロン利用することに対し、ジーンズ1本が1800ガロン、ミルクには65ガロン使用されていることを指摘。さらに32nmプロセスでは超純水の利用量を10%削減、化学廃棄物を20%削減、温室効果ガスを15%削減していることなどを示した。

 Whiteside氏は、「IntelはCO2の排出量削減だけを目標とするのではなく、水の使用量や化学廃棄物をはじめとする様々な指標で目標を掲げ、それに取り組んでいる」ことを強調した。

ITのエネルギー消費は約40%がクライアントPC

 次にWigle氏が「ムーアの法則」の環境への適用を説明した。

ホワイトペーパー
http://japan.zdnet.com/news/hardware/story/0,2000056184,20401469,00.htm
高すぎるCO2削減目標は製造業の流出招く--インテル幹部が環境成果を公表

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