NECは1月25日、「Microsoft Office」をプリインストールした企業向けPC拡販を目的に、マイクロソフトと企業向けオンラインサービス「Business Productivity Online Suite(BPOS)」の小規模企業やSOHO向けの販売で協業することを発表した。
BPOS導入の支援体制やサービスを整備して、企業向けPCの「Mate」や「VersaPro」とBPOSを組み合わせて提案、小規模企業やSOHO向けのPC販売を強化する。
BPOSは、企業向けオンラインサービス「Microsoft Online Services」のうち(1)グループウェア「Exchange Online」(2)情報共有「SharePoint Online」(3)ユニファイドコミュニケーション「Office Communications Online」(4)ウェブ会議「Office Live Meeting」――の4つのサービスをセットにしたもの。1ユーザー月額1044円から利用できる。BPOSでは、PCにインストールされているOfficeの機能を拡張、Outlookのメールやスケジュール、ファイルデータなどの情報共有、ウェブ会議などの機能をネットワーク経由で提供する。
NECはマイクロソフトと協力して、小規模企業やSOHOを対象にBPOSを活用した企業向けPCの拡販と導入を支援する「BPOSサポート網」を構築する。サポート網は全国のNEC販売店を中核に構築する。
またサポート網では、NECの企業向けPC販売サイト「NEC得選街」でBPOSと連携した企業向けPCの活用方法などの情報を提供し、BPOSの導入支援などの有償サービスも今後提供していく方針。さらにBPOSを申し込む専用サイトを開設。ユーザー企業からのBPOSに関連する問い合わせの専用窓口も設置する。