インテル、超薄型ノートPC向けの超低電圧版「Core i」を計画

文:David Meyer(ZDNet UK) 翻訳校正:編集部

2010-05-11 08:23

 チップメーカーIntelは、「Core i」シリーズブランドの1つとして、超薄型ノートPC向けの新しいプロセッサをリリースする予定であることを明らかにした。

 Intelの現時点で最新の標準電力版「Core i3」「Core i5」「Core i7」は、人気の高かった同社の「Core 2 Duo」製品ラインの後継製品である。米国時間5月6日に発表された製品ロードマップ(PDFファイル)によると、今後リリース予定の超薄型、つまり超低電圧(ULV)型のノートPC向けプロセッサに対しても、同じブランド名が使用される予定であるという。

 ULVプロセッサは一般的に、Intelのネットブック向け「Atom」製品ラインよりは高性能だが、標準電圧のノートPC向けチップには劣る傾向にある。同分野におけるIntelの主要なライバルであるAMDは、同社の「Athlon Neo」チップをベースとした初の超薄型ラインアップを、2009年初めにローンチしている。

 IntelのPCクライアントを統括するStephen Smith氏は、ロードマップの発表において、32nmのCore iシリーズULVチップの導入を、同社の超薄型プロセッサ製品を「刷新」するものであると表現した。同チップは2010年後半、米国の新学期開始の時期に合わせてリリースされる予定である。

 Intelはまず、Core i7およびCore i5の「パフォーマンス向け超薄型」プロセッサをリリースし、続いてそれよりも低いグレードのCore i3およびCore i5チップをリリースする予定である。価格や具体的なリリース日は、まだ明らかになっていない。

 Intelの広報担当であるMark Walsh氏はZDNet UKに対し、新しいプロセッサには、既存のCore iシリーズと同じ統合高精細(HD)グラフィックス機能が搭載される予定であると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  2. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  3. セキュリティ

    経営陣に伝わりづらい「EDR」の必要性、従来型EDRの運用課題を解決するヒントを解説

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]