Microsoftは以前、同社の「Xbox」用モーションコントローラ「Kinect」のハッキングは「看過」しないと語っていたが、米国時間11月19日にNational Public Radioの番組「Science Friday」に出演したMicrosoft関係者らはKinectについて、「意図的」にオープンな状態にしてあると発言した。
Science Fridayのスタッフによるツイートには「(Xboxのインキュベーションディレクターである)Alex Kipman氏は、Kinectのインターフェースの保護を『意図的』に外してあると語った。(またMicrosoftの)Shannon Loftis氏は、コミュニティーが新しい使用法を発見することで『自分も刺激を受ける』と語った」と記されている。
しかし11月上旬、オープンソースハードウェア企業Adafruit Industriesが懸賞金3000ドルを用意してKinectのハードウェアハッキングを呼びかけたことに対し、Microsoftは、そのような行いを「看過」しないと語っていた。
Microsoftの方針がはっきりと変わったことで、Adafruitは明らかに自らの正当性が証明されたと感じているようだ。同社のブログには次のように書かれている。「オープンソースコミュニティーにいる全員におめでとうと言おう。およそ1週間でわれわれは『きっちりとした法的措置』(をとることでKinectのハッキングを中止させようとするMicrosoftの主張)を、Kinectの新しい使用法をコミュニティーが見つけることで『刺激を受ける』に変えさせたのだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。