シックスアパートは11月17日、Six Apartの創業者で社長を務めるMena Trott氏の来日に伴い、2006年10月27日より、日本、米国、フランスの3カ国で同時にサービスを開始した新しいブログサービス「Vox」と、今後の事業戦略などを紹介する記者向け説明会を開催した。
Voxは、初心者でも安心して利用できる機能を搭載した新しいブログサービス。ブログ機能を中心に、記事や写真の柔軟できめ細かい閲覧制限機能、150種類を超えるテンプレート集で変更できるブログデザイン、高機能なWYSIWYGエディタやAmazon、YouTube、Flickrなどとのコンジット連携、「今日の質問(QotD)」や「Vox Hunt」などのブログを書き続けるための工夫、携帯電話からの登録および投稿/閲覧が可能な機能などが搭載されている。
Trott氏は、「私自身もブログを続けていくことに疲れてしまったことがある。そんな経験から開発したのがVoxサービスだった」と話す。ブログに疲れてしまう原因は、「書くことがない(何を書いて良いか分からない)、知らない人に見られたくない、時間がない、の大きく3つ。この課題を解決するのがVoxサービスだ」(Trott氏)という。
Voxは、150種類以上のテンプレートにより、その日の気分でブログのデザインが変更できるほか、毎日違った質問をサービス側が提供することでブログに参加するきっかけを提供するQotD(Question of the Day)機能、テーマにあった写真を見つけ出せるイメージ検索機能、容易に設定できるアクセス権限などにより、ブロガーが抱える課題を解決する。
シックス・アパートの代表取締役、関信浩氏は、「Voxの特長は、プライバシーが制御できること、楽しんで使えること、写真や動画などを簡単に使えること、他のウェブサービスと容易に連携できることの大きく4つ。新しいブログを使ったメディアを容易に実現できる」と話している。
同社はまた、Voxを使ったメディア事業を推進し、広告パートナーやコンジットパートナーとの提携を強化。たとえば、MRM WorldwideとVox上での次世代広告やスポンサーシッププログラムを調査、開発、導入する業務で提携したほか、Amazon、YouTube、Flickr、日本のワッチミー!TVなどとのコンジットパートナー提携、フジテレビKIDSによるVox内の「ガチャピン日記2.0」、R/Cメーカーの京商によるVox上でイベント連動ブログなどのプロモーションなどを展開している。