Windows Liveデスクトップスイートの正式版が公開に

文:Elsa Wenzel(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-11-07 13:09

 Microsoftの「Windows Live」サービスから「ベータ」がとれ、6つのウェブアプリケーションで構成される無償Windowsスイートとして提供されることになった。

 このスイートには、Hotmailを統合し、POPおよびIMAPをサポートするWindows Live Mailが含まれる。正式版となった他のデスクトップサービスとしては、Windows Live Messenger、そして、ブログを書くためのWindows Live Writerがある。Windows Live Photo Galleryは、Microsoft Spaces、MSN Soapbox、YahooのFlickrにアップロード可能な画像アルバムを管理する。

 また、ブログで利用可能なWindows Live Spaces、イベント招待サービスWindows Live Events、セキュリティ製品Windows Live OneCare、3MバイトのWindows Live OneCare Family Safetyも正式版となった。Windows Live OneCare Family Safetyは、子どものウェブ利用に対するペアレンタルコントロールを提供する。Windows Liveの名称が付いたオンライン専用ツールとしては、検索、ローカルマッピング、ウェブページのブックマークのお気に入り機能などもある。

 これらのツールをすべて利用するには、これまでのPassport IDに置き換わるWindows Live IDが必要。登録はget.live.comから可能となっている。

 Windows XPを使ったわれわれのテストでは、ダウンロードは数秒、インストールは10分で完了する。現在使っているブラウザやホームページの設定を変更したくない場合、インストール前に指定する必要がある。

 Windows Liveバンドルに最も近い競合製品といえば、Google Packだろうか。Google Packは、写真編集用Picasa、セキュリティスキャン用Norton、IMクライアント、ブラウザツールバー、デスクトップ検索などの13のアプリケーションを含んでいる。ただし、Google Packは、デスクトップのブログ制作ソフトや電子メールクライアントをMicrosoftのスイートのように含んではない。

 Windows Liveの一部サービスはベータ版のままである。これらのサービスには、米国時間11月6日公開されたWindows Live Calendar、そしてWindows Live SkyDriveが含まれる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]