Mozillaは、当初の予定よりも数カ月遅れて米国時間11月19日夜、広く利用されているオープンソースのウェブブラウザである「Firefox 3」の最初のベータ版をリリースした。
「Firefox 3 Beta 1」には、いくつかの重要な機能があり、Mozillaによるとセキュリティ、使用性、ウェブページのレンダリング、以前に訪問したウェブページの場所情報の扱いが改善されているという。リッチインターネットアプリケーションの新しい時代に向けて、同ブラウザは、コンピュータがネットワークに接続されていない時にもウェブベースのアプリケーションを動作させることができるという。
同ソフトウェアは、Mozillaのダウンロードサイトにおいて「Windows」「Mac OS X」「Linux」向けバージョンが20カ国語向けに提供されている。
今でもMicrosoftの「Internet Explorer」はウェブブラウザとして独占的な地位にあるが、このオープンソースの競合製品であるFirefoxは、かなりのユーザーを獲得している。Firefoxは4億回以上もダウンロードされており、現在ではウェブページのデザイナーらにとって、作成したページのFirefoxでの動作を確認するのは当たり前のことになっている。Microsoftさえもこの現実に屈し、同社のウェブサイト「Live.com」がFirefoxで動作することを試験し、ウェブページから「Windows Media」ファイルを再生するなどの技術的問題に対して支援を提供している。
リリースノートによると、ウェブページの命令を解釈し、画面上にテキストやグラフィックスを描画する中心的なコンポーネントであるレンダリングエンジン「Gecko」は、かなり変更された新しいバージョン1.9としてFirefox 3に用いられている。
リリースノートでは、「『Gecko 1.9』は、性能、安定性、正確さ、コードの簡潔化と持続可能性において、一部大きく再設計されている」と記されている。これらの変更は、「ベータ1における速度向上につながる主要な性能のチューニングのための基盤となっており、今後のベータ版ではさらなる改善が得られる予定である」(リリースノート)
Firefox 3ベータ版は2007年7月にリリースされる予定であったが、同ソフトウェアの正式版がいつ登場するのかについてはまだ何も発表されていない。リリースノートでは、「Firefox 3の正式版は、同製品がユーザー向けに完全に準備が整ったとわれわれが判断した時点でリリースする予定である」としている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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