200万行のコードを修正したGecko 1.9搭載:「Firefox 3 Beta 1」リリース

冨田秀継(編集部)

2007-11-20 18:32

 Mozilla Foundationは11月19日、「Firefox 3 Beta 1」を公開した。次期Webブラウザ「Firefox 3」は、9月20日に「Gran Paradiso Alpha 8」がリリースされており、Beta 1は9番目のマイルストーンとなる。なお、開発者やテスター向けのリリースで、Mozillaでは一般ユーザの利用を推奨していない。

 リリースノートでまとめられている情報などによると、Firefox 3 Beta 1はレンダリングエンジンに「Gecko 1.9」を採用。Gecko 1.9は27カ月間に渡って開発され、200万行におよぶコードの改良、1万1000以上の問題を修正したバージョンだという。そのほか、セキュリティ機能やユーザビリティの強化、ブックマークや履歴に関わる機能の充実が図られている。

 「Firefox 3 Beta 1」をめぐっては、11月上旬に「Beta 1 release candidate」が公開された際、大手ソーシャルニュースサイト「Digg」で「Beta 1がリリースされた」と誤って伝えられ、ユーザの間に混乱が起こっていた

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

  5. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]