Mozilla Foundationは11月19日、「Firefox 3 Beta 1」を公開した。次期Webブラウザ「Firefox 3」は、9月20日に「Gran Paradiso Alpha 8」がリリースされており、Beta 1は9番目のマイルストーンとなる。なお、開発者やテスター向けのリリースで、Mozillaでは一般ユーザの利用を推奨していない。
リリースノートでまとめられている情報などによると、Firefox 3 Beta 1はレンダリングエンジンに「Gecko 1.9」を採用。Gecko 1.9は27カ月間に渡って開発され、200万行におよぶコードの改良、1万1000以上の問題を修正したバージョンだという。そのほか、セキュリティ機能やユーザビリティの強化、ブックマークや履歴に関わる機能の充実が図られている。
「Firefox 3 Beta 1」をめぐっては、11月上旬に「Beta 1 release candidate」が公開された際、大手ソーシャルニュースサイト「Digg」で「Beta 1がリリースされた」と誤って伝えられ、ユーザの間に混乱が起こっていた。