
Mozilla Foundationは7月6日(米国時間)、ウェブブラウザ「Firefox」の次期バージョン「Firefox 4」の最初のベータ版を公開した。現時点におけるFirefoxの最新版は3.6.6。Firefox 4の登場は実に2年ぶりのメジャーアップデートとなる。正式版はこの秋以降にリリースされる予定で、beta 1はアドオン開発者やテスターを対象として公開されたもの。したがって一般での利用は推奨されていない。
Firefox 4ではUIのデザインが大幅に変更されるほか、HTML5対応やウェブアプリケーション対応の強化、安定性やパフォーマンスの向上、プライバシー保護の強化など、様々な改良が加えられている。本稿では、主にUIの変更を中心としたFirefox 4の新機能を、Windows版によるスクリーンショットと共に紹介する。
なお、Firefox 4 beta 1はMozillaのウェブサイトよりダウンロードできる。英語版のみで、日本語版は用意されていない。Windows版の他にLinux版とMac OS X版も公開されているが、後述するTabs on Topが有効なのはWindows版の、しかもWindows VistaとWindows 7だけとなっている。Linux版とMac OS X版については後日のアップデートでサポートされるとのことだ。
画像はFirefox 4 ベータ版の公式サイト。リリースノートや新機能の実装状況の一覧などを見ることができる。