セールスフォース、情報共有ツールChatterの無料版「Chatter Free」を発表

藤本京子(編集部)

2010-12-08 07:25

 米Salesforce.comは12月7日(米国時間)、同社主催の年次イベント「Dreamforce '10」にて、コラボレーションツール「Salesforce Chatter」の無料版となる「Chatter Free」を発表した。

Benioff氏 基調講演の中でBenioff氏は、舞台を降りて観客に語りかけることもあった

 Chatter Freeについて、米Salesforce.com CEOのMarc Benioff氏は「Salesforce.comは、営業部門など社内の一部の部署のみで使われることが多いが、全社でChatterを使うにはどうすればいいのか、といった問い合わせをよく受けるようになった。われわれとしてもChatterをより多くの人に使ってもらいたいため、Chatter Freeを提供することにした」と述べた。

 Chatter Freeは、有料版Salesforce.comを利用しているユーザーが社内の非Salesforceユーザーにインビテーションを送ることで使用可能となるものだ。これまでSalesforceを利用していないユーザーがChatterのみを利用するには、Chatter Editionを購入する必要があった。

 Chatter Freeのユーザーは、つぶやきの書き込みや閲覧などの基本的なChatterの機能はもちろんのこと、グループ機能やフィルタ機能、モバイルデバイスでChatterが利用できるChatter Mobile、デスクトップ上にフィードが送られてくるChatter Desktopなども利用可能だ。

 一方Chatter Freeでは、個々のアカウントに関する情報をフォローすることや、ダッシュボード、カレンダー、カスタムオブジェクト、Chatter APIなどの利用は制限されている。これらの機能も利用したい場合は、月額15ドルのChatter Plusを購入する必要がある。

 なお、2011年2月には、Salesforce.comのユーザー企業以外でもChatterが利用できるよう、無料の「Chatter.com」をリリースする予定だという。Benioff氏は、「Chatterの評価は非常に高い。Salesforce.comを利用していなくても、ぜひChatterを情報共有ツールとして利用してほしい」と述べた。

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