Oracleは現金2億2000万ドルでPortal Softwareを買収する予定だ。同社はこの買収によって、通信およびメディア業界向けのソフトウェアの品揃えを強化することになる。
Oracleは米国時間4月10日に、カリフォルニア州クパチーノに拠点を置くPortal Softwareの買収を発表するとともに、その課金および「売上管理」ソフトウェアがOracleの既存パッケージアプリケーションを補完することになると述べた。
Oracleの社長Charles Phillips氏は声明の中で、「われわれは現在、世界の通信企業の90%以上にテクノロジとアプリケーションを提供しており、このような顧客に対して、課金(処理)が論理的かつ補完的なアプリケーションとなる」と述べた。
この買収は、同社が明らかにしている、特定の業界に特化したアプリケーション企業を買収するという目標に合致している。例えば、Oracleはこれまでに、小売業界に特化したRetekや、金融サービス市場に特化したi-flexを買収している。
Portal Softwareは、電話、無線、ブロードバンド、VoIPといった複数の通信サービスの顧客向けに課金を行うパッケージアプリケーションを開発している。なお、同社は直近の会計年度において、1億2675万ドルの売上、4000万ドルの損失を計上している。
Oracleによると、Portal Softwareの現従業員は、Oracleで通信ビジネス部門を構え、課金および売上管理に注力することになるという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ