マイクロソフトは11月20日、同社の経営方針「Plan-J」に基づき、日本市場におけるイノベーションを推進することを目的に、IT関連の幅広い分野における技術研究、製品開発および検証を支援する「マイクロソフト イノベーションセンター」を設立したことを発表した。
マイクロソフト イノベーションセンターは、技術開発や製品開発におけるマイクロソフトのリソースを有効活用することで、日本のIT産業における技術研究、製品開発および検証を支援する新しい取り組み。新しいビジネスを創出し、国内外で展開することを目的に、日本の製品開発の拠点である「調布技術センター」(東京都調布市)のファシリティを利用することで実現される。
具体的な取り組みとしては、大きく次の4つを推進する。
- テクノロジ イノベーション プログラム
- アプリケーション プラットフォーム プログラム
- プラットフォーム サポート プログラム
- 人材育成サポート プログラム
テクノロジ イノベーション プログラムでは、イノベーションのためのアイデアを持つ個人や組織に対し、アイデアを実現するためのサポートを提供。アプリケーション プラットフォーム プログラムでは、製品開発や検証など、マイクロソフトのテクノロジを適用するためのサポートが提供される。
また、プラットフォーム サポート プログラムでは、エンタープライズ、ミッションクリティカル、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、グリッドコンピューティングなどのハイエンドソリューションの開発/検証のためのファシリティを提供。さらに、人材育成サポート プログラムでは、ソフトウェアの技術やビジネストレーニング、マイクロソフトのテクノロジの体験プログラム、トレーニングコンテンツの提供などが支援される。
同センターでは、100台を超えるサーバ(1way〜32way、x64、IA64など)が使用できるほか、300台を超えるデスクトップPC(x64、Dual-Coreなど)、300TBを超えるSANストレージ、WANエミュレータをはじめとする最新のネットワーク環境などのファシリティを、ソフトウェア開発やテストシナリオなど、さまざまな要件に合わせた形で利用できる。
マイクロソフトの代表執行役社長であるDarren Huston氏。
マイクロソフトの代表執行役社長であるDarren Huston氏は、「Plan-Jにおいて、日本における投資、産官学のより深いパートナーシップ、技術革新の3つを約束した。さらに次へのステップとして、マイクロソフトのテクノロジと、7000社を超える日本のパートナーのテクノロジを組み合わせることで、日本のイノベーションを加速したい。さらなる飛躍に向け、マイクロソフト イノベーションセンターは重要であり、我々は情熱を持ってこれを推進していく」と話す。
また、2007年夏には、マイクロソフト イノベーションセンターでの成果を発表するためのイベント「Innovation Day!」を開催する。同センターで取り組んでいる革新的なアイデアや製品化されたイノベーションなど、約500のソリューションと約50の成功事例がセミナーや展示により紹介される予定。さらに、優れた技術や成功事例を表彰するアワードも計画されている。
Microsoft Internationalの社長でMicrosoftのシニアバイスプレジデントを務めるJean-Philippe Courtois氏。
Microsoft Internationalの社長でMicrosoftのシニアバイスプレジデントを務めるJean-Philippe Courtois氏は、「Microsoftは研究開発に年間75億ドルを投資している。その投資により、ソフトウェア産業の健全な発展と継続的なイノベーションを可能にするエコシステムの実現を目指している。日本は、今後のイノベーションにとって大きな役割を担うことになるだろう」と話している。
「我々のリソースを提供することで、イノベーションを通じてパートナーシップを強化したい。イノベーターが日本市場で成功し、さらに世界に向けてそのテクノロジを発信できる環境を作り上げるのが、マイクロソフト イノベーションセンターの最終的なゴールだ」(Courtois氏)
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