インターネット検索大手のGoogleと米Yahooが、検索技術の特許を保有すると主張する会社に訴えられている。原告はXeroxだ。
Xeroxが米国時間2月19日にデラウェア州米連邦地方裁判所に提出した訴状(PDFファイル)の中で、GoogleとYahooは、ドキュメントの整理に関するXeroxの特許2件を侵害する製品およびサービスを運用しているとして名指しされている。この2件の特許、米国特許第6778979号と第6236994号は、それぞれ2004年と2001年にXeroxに付与された。
Xeroxは訴状の中で、GoogleとYahooによるさまざまなサービス(「Google AdWords」「Yahoo Search」「YouTube」を含む)が、「System for Automatically Generating Queries(自動生成クエリのためのシステム)」および「Method and Apparatus for the Integration of Information and Knowledge(情報およびナレッジ統合のための方法と装置)」と題した特許の範囲内に該当すると述べた。Xeroxは、訴訟の一環としてGoogleとYahooに対する差し止め命令を求めているが、これは特許訴訟において比較的よくある動きだ。
GoogleとYahooの関係者らはReutersに対し、法廷で争う意向を示した。一方、Xeroxの関係者はBloombergに対し、同社はGoogleおよびYahooとライセンス契約による解決を試みたものの、成功しなかったと述べた。
これにより、また1つ、泥沼化しかねない新たな特許争いが始まる。最近の例では、Eastman Kodakが特許を侵害されたとしてAppleとResearch in Motion(RIM)を提訴したが、そのAppleもNokiaを相手取って特許争いを繰り広げている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ