リアルコムは3月12日、Apple製「iPhone」を活用した「モバイルワークスタイル変革ソリューション」の提供を開始すると発表した。また、同ソリューション提供にあたり、ソフトバンクテレコムと、iPhoneの法人向け販売について協業契約を締結したことも合わせて発表した。
リアルコムによれば、今回提供を開始するソリューションは、ビジネスシーンにおける移動中や外出時といったすき間時間の利用による業務効率の向上を目指したものだという。
iPhoneを「企業の情報伝達や情報共有の“ラストワンマイル”を実現する」端末と位置づけて、法人向け販売を行うと同時に、マイクロソフトの「Microsoft Exchange Server 2007」や「Microsoft Office SharePoint Server 2007」を利用する企業向けのソリューションの検討を行うという。
現在、Exchangeユーザー向けに、iPhoneをよりセキュアに利用可能なVPN接続用Exchange環境の検討を開始し、SharePointユーザー向けには、iPhoneから効率的に情報を利用可能にするiPhoneアプリのプロトタイプ開発に着手しているという。
これらについては、2010年夏ごろの提供開始を目標としており、2010年度に大手企業を中心として20社への導入を目指すとしている。