世界最大のチップメーカーIntelは米国時間10月12日、9月25日締めである2010年第3四半期の決算を発表した。売り上げは前年同期比18%増となり、利益も前年比で増加した。
Intelの同四半期の売り上げは111億ドル、1株あたりの利益は52セントで、アナリストらが予想していた1株あたりの利益約50セントを上回った。前年同期の売り上げは94億ドル、1株あたりの利益は33セントだった。
純利益は30億ドルに増加し、2009年第3四半期の純利益19億ドルおよび2010年第2四半期の純利益29億ドルを上回った。
重要な収益指標である売上総利益率は66%で、ウォールストリートの予想と一致した。
Intelの社長兼最高経営責任者 (CEO)であるPaul Otellini氏は、声明で次のように述べた。「Intelの第3四半期決算は売り上げと営業利益で過去最高を記録した。これらの結果は、企業顧客からの安定した需要、当社主力製品の売り上げ、そして新興市場での一貫した成長によってもたらされた」
Intelの第3四半期決算の概要は次の通りだ。
- PC Client Groupの売り上げは、モバイル向けマイクロプロセッサの記録的な売り上げを受けて、前期比3%増加した。
- Data Center Groupの売り上げは、サーバ向けマイクロプロセッサの記録的な売り上げを受けて、前期比3%増加した。
- 「Intel Atom」マイクロプロセッサおよびチップセットの売り上げは3億9600万ドルで、前期比4%減少した。
- マイクロプロセッサの平均販売価格(ASP)は前期比でほぼ横ばいとなり、前年同期比では増加した。
- 売上総利益率は66%で、Intelの修正後予測65〜67%と一致した。
Intelは、2010年第4四半期について、売り上げが110億ドル〜118億ドル、売上総利益率が67%プラスマイナス2ポイントになるとの見通しを示した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。