シトリックス・システムズ・ジャパンは、アプリケーション仮想化の新製品「Citrix XenApp 6」を発表した。マイクロソフトのサーバOS「Windows Server 2008 R2」専用とうたう製品で、同OSやApp-Vなどとシームレスに統合できる点が特徴。
同社副社長で営業およびサービス部門を統括する木村裕之氏は、記者会見で「デスクトップ仮想化を軸に、企業のITインフラの変革をドライブする」と決意のほどを見せた。また、共同の検証環境を東京・大手町のマイクロソフト大手町テクノロジーセンターに設置することも明らかにした。両社は今後、共同でセールス、プロモーションも展開する予定だ。
マイクロソフト エンタープライズパートナー営業統括本部 ストラテジックアライアンス本部兼パートナーソリューション本部 業務執行役員 本部長の杉山昇氏は、「マイクロソフトはシトリックスと引き続き協業を進めていきたい」と述べ、連帯感を強調した。続けて「(プロモーションの展開にあたって)XenApp 6は非常に大きな武器となる。デスクトップ仮想化推進の原動力にしたい」と語った。
シトリックス・システムズ・ジャパン プロダクトマーケティングの竹内裕治氏は、XenAppについて「Windowsアプリケーションを利用するソリューションとしてはデファクトスタンダードという自負がある。あらゆるデバイスを使って、どこにいても同じ体験ができる」と実績を強調。過去12年のユーザーベースは150万ユーザーのぼるという。