日本IBM、「真に統合されたグローバル企業」への変革をワンストップで支援する新サービス

ZDNet Japan Staff

2010-07-08 18:14

 日本IBMは7月8日、世界規模で企業活動を展開する企業を対象に、人、プロセス、システムといった経営資源の統合化や最適化によって競争力を強化するためのサービスである「IBM Global One - A Unified Global Instance of SAP」(IBM Global One)の提供を開始すると発表した。

 IBM Global Oneでは、戦略策定のためのコンサルティングからシステム構築、運用までを一貫して提供する。日本IBMでは同サービスのための専任体制を確立するとしている。

 IBMが世界の主要企業のCEOを中心に行った調査結果によると、日本のCEOが経営に影響を与える要因として「グローバル化」を挙げる割合は他地域と比較して最も高く、重要な課題となっているという。また従来、グローバル企業の多くは、各拠点に権限を委譲する多国籍化を推進してきたが、業務プロセスやビジネスルール、価値観などの違いによって標準化が難しく、重複や無駄が生じていたとする。そのため、人、プロセス、システムといった経営資源を、明確なガバナンスの下で統合、最適化し、地球規模で需要予測、供給管理、最適生産などを実現することが求められているという。

 IBM Global Oneでは、「真に統合されたグローバル企業(GIE:Globally Integrated Enterprise)」の実現に必要な5つの変革領域として、「ガバナンス」「ピープル」「プロセス」「プラットフォーム」「テクノロジー」を定義。これらの領域における変革を、IBMがグローバルで確立している「チェンジ・マネジメント・メソドロジー」に基づき、総合的に支援するという。 また、サービス提供にあたっては、自らもGIEを目指した企業変革に取り組んでいるIBMが、その過程で得たスキルや知識を生かしていくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  2. セキュリティ

    ブラウザの可能性を Google Chrome Enterprise で追究、セキュリティ実現には?

  3. ビジネスアプリケーション

    NTTグループが17万ユーザーの決裁システムを抜本的に改革、プロジェクトの鍵を握るサービスとは

  4. ビジネスアプリケーション

    データリーダーが知っておくべき、AI活用の投資対効果を高める「実効性のある戦略策定」の進め方

  5. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]