IBMとRed Hatは、発展途上国の独立系ソフトウェアベンダーによるLinuxベースのソリューション開発を支援するプログラムを立ち上げた。
両社は米国時間16日に発表したこのプログラムに基づき、技術資源や導入サービスを開発者に提供していく。両社によれば、このプログラムは、開発者が自らのアプリケーションを、IBM製のソフトウェアや「Red Hat Enterprise Linux」上に移植したり、これらのソフトウェア上で稼働させたりすることを支援するものだという。IBMはLinuxシステムやネットワーク管理などの領域をカバーするチュートリアルを29本、またRed Hatはエンタープライズ向け製品のコピーやテクノロジー・パートナープログラムへのアクセスを提供する。
このプログラムは、IBMが北京/上海/広州(中国)、バンガロール(インド)、ソウル、東京、 マサチューセッツ州ウォルサム/シカゴ/カリフォルニア州サンマテオ(米国)、シドニー、ハースリー(英国)、パリ、シュトゥットガルト(ドイツ)、モスクワ、アムステルダムの各地域に開設するInnovation Centerで提供される:
IBMでInnovation Center部門のプログラムディレクターを務めるTodd Chaseは、声明のなかで「Red Hatとのコラボレーションにより、世界中の開発者コミュニティはIBMのInnovation Centerにおいて、自作のアプリケーションを試験したり、動作の保証を行ったりすることができるようになる。顧客にとっては、既存の環境に手頃な価格のLinuxアプリケーションを適用させるうえでの選択肢が広がる」と述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ