任天堂が研究システムとして開発しているオペレーティングシステムに「esオペレーティングシステム」がある。随時開発が続けられているが、パッケージで公開されているのは10月11日に公開されたesオペレーティングシステム バージョン0.1.0だ。現在も開発は継続しており、12月3日にもSVNリポジトリに修正がコミットされている。
esオペレーティングシステムではインターフェイス定義言語でオブジェクトインタフェースを記述し、C++でソフトウェアコンポーネントを開発していくことでOSの開発としている。esオペレーティングシステム自身の操作はECMAScriptインタープリタを経由しておこなうようになっており、すべてのオブジェクトインタフェースが同インタプリタから操作可能だ。
esオペレーティングシステムはQEMUを使って開発されており、i386アーキテクチャで動作する。現在開発が進められているOSだが、情報を日本語で得られる興味深いプロジェクトでもある。今後も注目していきたい。
それにしても、Nintendo esを略してnesというのがなんとも……