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完全なセキュリティは専業ベンダーにしか提供できない--チェック・ポイント

「専業ベンダーは生き残れない」との発言が話題を呼んだセキュリティ業界だが、チェック・ポイントのマーケティングトップはそう思っていないようだ。セキュリティの統合は戦略的に間違っていると切り返しているのだ。

末岡洋子  2008年4月22日 18時23分

--今回の開催された「Check Point Experience 2008 EMEA」では、5つのUTM製品が発表されました。UTM製品の動向は?

Sultan氏

 ハイエンドの「Power-1」アプライアンスを2機種発表しました。最高の価格性能比を持つ製品です。スループットは、ファイアウォールが14Gbps、IPSは6.1Gbpsで、強固なVPN機能を持ちます。強いセキュリティ機能と、高い性能の両方を望む、大規模企業やデータセンターをターゲットとした製品です。

 そのほかは昨年ローンチした「UTM-1」ブランドを補完するものです。5000ドル以下のエントリ機種、ミッドレンジなど、3機種を投入しました。ウイルス対策ソフト、ファイアウォールなどのセキュリティ機能を1台に収め、全価格帯でラインナップをそろえました。

Weinreb氏

Itzack Weinreb氏 Itzack Weinreb氏

 我々はソフトウェア企業としてスタートしました。UTMではハードウェアに拡大することになります。Power-1は大きな強みになるでしょう。

 ハードウェアの販売では、OEMとのパートナー戦略をとってきました。経過は順調で、今後もこの戦略を進めていきます。

 ソフトウェアベンダーであるということは、多くの長所があります。ですが、顧客からは複数のベンダー製品の管理をしたくないというニーズがあります。ハードウェアではこのニーズに対応し、1ストップショップを目指します。我々はパートナーに敬意を払っており、パートナーに影響を与えないようなかたちでアプライアンスを提供していきます。

 オールインワン型アプライアンスは、アジア太平洋地区で特にニーズが高いと感じています。文化的なものだと思いますが、中国の顧客などアジアの企業から、ソフトウェアではなく目に見える「ハコ」がほしいという声を多く聞くのです。UTM-1はアジア市場で非常に好調でした。

 我々の基本的な戦略は「オープンチョイス」です。顧客が自分たちのニーズにあったものを選択できるようにする──これが我々の哲学です。

--現在の製品開発戦略について教えてください。

Sultan氏

 Check Pointは現在、エンドポイントセキュリティ、ゲートウェイセキュリティ、管理の3分野にフォーカスしています。これにより、ネットワークからエンドポイントまでをカバーすることができます。

 我々の差別化は、すべての保護をワンストップで提供することにあります。セキュリティに関するあらゆる情報を集め、包括的に把握できる管理画面を利用することで、我々の技術をフルに活用できます。

--SaaSなどのトレンドについてどう見ていますか?Check Pointの戦略に影響を与えるものですか?

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