Twitterの脆弱性を突く第2のワームが米国時間4月12日、このマイクロブログサイトで広がり始めたが、ニューヨーク市ブルックリン区に住む10代の若者が、自身のウェブサイトを宣伝するために両方のワームを作成したとCNET Newsに語った。
「Mikeyy」ワームは、4月11日に広まった「StalkDaily」ワームとよく似ており、ユーザーのページにメッセージを勝手に投稿する。Mikeyyワームは4月12日早朝にTwitterで広まり、「Mikeyy I am done...」「MikeyyMikeyy is done.」「Twitter please fix this, regards Mikeyy.」といったメッセージを投稿し始めた。
ブルックリンに住むMichael Mooney君(通称「Mikeyy」、17歳)はTwitterを活用するニュースサービスBNO Newsに、「退屈しのぎに」ワームを作成したと語った。
「日常的に好んでウェブサイトの脆弱性を探し、あまり大きな被害を与えないよう心がけながらも、ワームか何かを仕掛けて開発者が問題を認識する機会を提供しつつ、そうすることで自分自身や自分のウェブサイトを宣伝している」と、Mooney君はBNO Newsに語った。
Mooney君はCNET Newsに対し、彼のサイトは2週間ほど前に開設され、現在905人の会員がいるが、「ワームのおかげで会員が急増している」と述べた。
4月11日に広まったメッセージは、短いメッセージをやりとりできるTwitterに似たマイクロブログサイトStalkDaily.comを宣伝していた。StalkDaily.comは当初、ワームとは無関係だと主張していたが、「白状して、ワームに対する責任を認める」というメッセージを投稿した。
Twitterは、ワームが広まる原因となったセキュリティホールを修復したと発表した。
「攻撃によって書き換えられたページを削除し、この『ワーム』が広まる原因となったセキュリティホールを修復する措置を取った。この攻撃によるパスワードや電話番号などの個人情報の流出は一切なかった」と、Twitterは4月11日に声明の中で述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ