ノベル、ディレクトリ製品の最新版「Novell eDirectory 8.8」を出荷

ニューズフロント

2005-12-06 16:42

 ノベルは12月6日、ディレクトリ製品の最新版「Novell eDirectory 8.8」を12月16日に提供開始すると発表した。最新版の特徴は、大規模環境における運用性とセキュリティの強化である。価格はオープン。

 Novell eDirectoryは、ディレクトリの複製が無制限なので、大規模な認証を分散処理したり、拠点ごとのディレクトリサーバで認証したりといった構成が可能となる。その結果、大規模環境で高速かつ安定したディレクトリサービスを提供できる。「Novell ZENworks Linux Management」に対応しているため、大規模環境における多数のサーバへの一斉配布やアップデートも行える。

 ディレクトリのセキュリティ向上を図るため、ディレクトリ上の特定のデータを暗号化してハードディスクに保存する暗号化属性機能と、複数のeDirectory 8.8サーバ間でディレクトリサーバを同期する際の通信を暗号化する暗号化レプリケーション機能を新たに導入した。

 ディレクトリ管理仕様であるLDAPバージョン3をネイティブサポートしたほか、LinuxおよびUnix環境ではFHSに、Linux環境ではLSBに準拠した。これにより、eDirectory 8.8のインストール時に、ほかのアプリケーションとのファイル競合を排除し、システム上での整合性を保てる。

 管理面では、ウェブベースの管理機能だけでなく、コマンドによるバッチ処理にも対応しており、大量の処理も一括実行できる。

 動作環境は以下のとおり。

Linux

  • Novell SUSE Linux Enterprise Server 9
  • Novell SUSE Linux Enterprise Server 8
  • Novell SUSE Open Enterprise Server
  • Red Hat Enterprise Linux 3 AS

Solaris

  • Solaris 10 on Sun SPARC
  • Solaris 9 on Sun SPARC patch 108827-20以上

AIX

  • AIX 5L Version 5.2
  • HP-UX(近日リリース予定)
  • HP-UX 11i

Novell NetWare

  • Novell NetWare 6.5 SP2以上

Windows

  • Windows 2000 Server SP4以上
  • Windows 2000 Advanced Server SP3以上
  • Windows Server 2003

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]