アイティフォーは12月12日、携帯電話GPS(全地球測位システム)児童防犯システム「見マモル君」の販売を開始すると発表した。
見マモル君は、携帯電話のGPS機能とアイティフォーの独自開発アプリケーション(応用ソフト)を組み合わせることで、児童の登下校をリアルタイムに監視/追跡し、異常事態が発生した場合に保護者や学校関係者へ一斉同報で音声通知付きのアラームメールを発信する防犯システム。単に保護者へ児童の位置情報を知らせるだけではなく、保護者と学校関係者や塾関係者が連携をとりながら児童を追跡するできることが特徴だ。
児童の位置情報は1分ごとに確認され、歩いたルートは移動軌跡図として地図上に示される。保護者は、インターネットに接続されたPCと児童1人あたり1台の携帯電話(au:W31T)を用意すればよい。
また、犯罪者による「連れ去り」「監禁」の可能性があると判断された場合、アラームメールを発信し、犯罪者にGPS携帯電話の電源を切られても即座にアラームメールを発信できる。また、緊急時には児童が携帯電話の特定のボタンをひと押しするだけで助けを求めるメールを一斉同報で発信できる。同社は、学校、複数の学校群、学習塾などを対象として販売する。導入費用は児童数が300人の場合、アプリケーション費用として500万円より。サーバなどのハードウエアは別途見積もり。初年度50セットで5億円の売上を目指す。