OpenOffice.orgコミュニティは4月3日、「OpenOffice.org 2.0.2」日本語版の配布を開始した。
OpenOffice.org 2.0.2は、オフィスや家庭でよく利用するワープロや表計算などをひとつにまとめたソフト(オフィススイート)だ。オープンソースライセンス(LGPL)で配布されており、誰でも無償で入手でき、改良、修正、再配布を自由に行える。
新バージョンでは、スペルチェック辞書が統合され、追加インストールが不要になったほか、いくつかの新機能が盛り込まれ、不具合が改善されている。Linux版では、専用のフォントを持たなくても太字や斜体を表示できるようになった。また、欧米系言語版では、Quattro Pro 6とMicrosoft Word 2(Windows 3.1用ワードプロセッサ)のインポートフィルタが追加された。
対応プラットフォームは、Windows(98、Me、XP、2000、NT4)とLinux(x86)。このほかのプラットフォームについても順次公開していく予定だという。
日本語版は、OpenOffice.org日本ユーザー会の2.0.2ダウンロードページかミラーページからダウンロードできる。
なお、OpenOffice.orgを気軽に試したい、どのパソコンでも使いたいというユーザーのために、インストールせずに使えるCD-ROM起動-Windows版も提供されている。