アスキーソリューションズは7月3日、企業向けコミュニケーションツールとして、ブログ、SNS、コンテンツマネジメントシステム(CMS)を統合した新エンジン「EBICE(エビス)」をエイチ・エル・シーと共同開発し、パッケージソフトウェア製品として8月上旬から発売すると発表した。同エンジンをベースに、ユーザーの使用目的に合わせたカスタマイズなどのサービスも提供する。
EBICEは、1つのエンジンでブログ、SNS、CMSの機能を提供するパッケージソフトウェア製品。企業のコミュニケーションツールとして、安定運用およびセキュリティ対策が考慮されている。オープン環境のapache、Tomcat、PostgreSQLの動作環境だけでなく、Websphere、DB2など、メーカー保証のある動作環境への対応も予定しており、カスタマイズも可能となっている。
また、パッケージソフトウェア版の発売に先行し、EBICEのCMS機能を使用した低価格CMS ASPサービス「EBICE CMS ASP」を、7月3日より開始する。
EBICE CMS ASPは、主として、開業間もない企業や専任者を置くことができない企業を対象に、容易にウェブサイトを構築するためのツールとして、EBICEパッケージ版の持つCMS機能を利用した低価格CMS ASPサービス。ホームページ作成の知識がなくても、ウェブブラウザを使って、簡単にホームページのコンテンツ作成をすることができる。
販売価格は、EBICEパッケージ版が105万円(100ユーザー)から、EBICE CMS ASPが初期設定費用3万6750円、月額8190円からとなっている。アスキーソリューションズは、初年度で1億円の売上を目指すとしている。