サンフランシスコ発--Oracleの社長であるCharles Phillips氏が当地で開催中のOracle OpenWorldカンファレンスで講演した。Fusion Middlewareやデータベースをテクノロジスタックのコアとして位置づける同社では現在、Fusion戦略を推し進めるべく、エンタープライズソフトウェアアプリケーションがこれらテクノロジスタックのブランチとして機能するように取り組んでいるところだと、述べた。
ユーザーカンファレンス「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」の開幕基調講演に立ったPhillips氏は、製品ロードマップやOracleの戦略について説明した。
「アンブレラ(傘)戦略の下ではOracleのデータベースとFusion MiddlewareがOracleインフラストラクチャの礎となる。ブランチとは、これらのコアテクノロジと連係するアプリケーションである」(Phillips氏)
OracleのFusion Architectureの下、データベースやミドルウェア、アプリケーションを融合させる基盤を作ろうとしているとPhillips氏は述べ、統合されたFusionスタックは、インストールにかかる時間を短縮したり、システムのモニタリングやレポーティング機能を改善したり、ユーザーが負担するコストを削減したりする目的で作られていると付け加えた。
Oracle Applications Users Groupのプレジデントを務めるPatricia Dues氏も壇上に上がり、ユーザーらは、Oracleからリリースされる次期版のプロダクトに大変な興味を抱いており、これをみてから、次期版を導入すべきか、Oracleが力を入れるFusionへの移行の動きに乗じるべきかを決断しようとしていると、述べた。
Fusionとは、OracleがPeopleSoftやSiebelなど、これまで買収してきた多数の企業の製品のうち優れた技術を組み合わせて、次世代の技術基盤を開発しようとする取り組み。Fusion Applicationは2008年より提供が開始される予定だ。また同社は2005年に新しいミドルウェア製品スイートである「Oracle Fusion Middleware」を打ち出している。
このように統合されたソフトウェア群を提供する一方で、Oracleは、旧PeopleSoftや旧Siebelの顧客が離反しないようにするための戦略も打ち出している。PeopleSoftやSiebelの製品に対するライフタイムサポートプログラムの提供や、メジャー製品(6月のPeopleSoft Enterprise 9、4月のJD Edwards 8.12など)の新バージョン発表などがその例である。
またPhillips氏は、Oracleでは新製品を近い将来さらに拡充していくことにも言及した(PDFファイル)。
OracleはFusionスタックを利用して、買収先企業の技術を容易に統合してゆけるようにし、製品のインストールベースを拡大していこうとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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