Adobe Systemsは米国時間4月16日、Flash動画をオフラインで再生するソフトウェア「Adobe Media Player」を発表する予定だ。ウェブビデオでは独占的な地位にあるAdobeだが、さらにその地位を固めたい意向だ。
Adobeは、ラスベガスで16日に正式開幕となる展示会「National Association of Broadcasters(NAB) Show」にて、WindowsとMacに対応したダウンロードメディア用の最新プレーヤーの詳細を明らかにする予定だ。これにより、ブラウザ以外でFlashビデオを再生できるようになる。
Adobe Media Playerは「Philo」という開発コード名で呼ばれてきたものだ。このアプリケーションを利用することで、ユーザーはRSSを使って動画配信サービスに申し込み、再生することが可能となる。このほか、動画に対してコメントしたり、共有する機能もある。
Adobeはコンテンツパブリッシャーを念頭にAdobe Media Playerを開発しており、同アプリケーションには各種セキュリティツール、ダウンロードした動画ファイルの表示をカスタマイズする機能などが備わっている。
Adobeのダイナミックメディア部門でチーフストラテジストを務めるMark Randall氏によると、すでにストリーミングにFlashを利用しているコンテンツパブリッシャーは、同じ資産を再利用してダウンロード可能なコンテンツを作成できるという。放送局などビデオコンテンツを持つ企業の76%がストリーミングにFlashを利用している、とRandall氏は述べている。
Adobe Media Playerは2種類のセキュリティ機能を提供する。1つは、ダウンロードした共有可能な動画ファイルに広告をバンドルする機能で、この場合ユーザーは広告を削除できない。また、ダウンロードしたコンテンツを特定のマシンやユーザーだけしか利用できないようにするコンテンツ管理システムもある。
このほかにも、コンテンツパブリッシャーは、RSSの拡張機能を利用することで、テキスト、アニメーション、動画などのさまざまな種類の広告形式を利用できる、とAdobeの幹部は説明している。
Adobeは、ブラウザのクッキーを利用することで、どれだけのユーザーがダウンロードしたメディアを閲覧したかを追跡可能なサーバを提供することを予定している。こうした情報をパブリッシャーに報告としてレポートすることも可能だ。
Adobeはさらに、Flash動画の精度を改善することを発表する計画だ。
Adobeでグループプロダクトマネージャーを務めるCraig Barberich氏によると、Adobe Media Playerは、同社のプラットフォーム「Apollo」を使って開発されおり、同プレーヤーは今春中にはベータテストを開始する予定で、2007年中には一般的に利用可能になる計画だ。同社は、同製品のLinuxに対応したバージョンを提供し、さまざまなメディアタイプにも対応させる意向だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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